
ここでは2022年1月に発表された調査結果(※)などから、都道府県別の就業看護師数を人口10万人対の数字でみていきます。

調査結果によると、2020年の全国の就業看護師数は約128万人で、前回調査の2018年から5.1%増加しました。2012年に100万人を超え、その後も増加を続けています。

次に人口10万人対の就業看護師数を都道府県別にまとめると、下表のとおりです。

全国は1,015.4人となり、1,000人を超えました。都道府県別では高知県が1,623.4人で最も多く、鹿児島県と佐賀県が1,400人台で続いています。最も少ないのは埼玉県の736.9人で、千葉県と神奈川県も700人台となりました。

2018年からの増減率は、すべての都道府県で増加となりました。中でも岐阜県だけが10%以上増加しました。次いで沖縄県と栃木県が8%台の増加です。最も低いのは京都府の1.6%で、大阪府も1%台でした。
人口10万人対の就業看護師数は全都道府県で増加しています。看護師不足解消のためにも、今後も増加が望まれます。
(※)厚生労働省「令和2年度衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」
隔年で行われる看護師等の就業医療関係者に関する調査です。
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